Crazy Over 'D'

海外ディズニーへの旅ログ

上海行ったら、カリブの海賊に絶対乗るべき

旅行前から絶対乗りたいと決めていた、上海版のカリブの海賊について紹介したいと思います。

新世代のアトラクション

上海版カリブの海賊の正式なアトラクション名は「Pirates of the Caribbean: Battle for the Sunken Treasure」(パイレーツ・オブ・カリビアン:バトルフォーサンケントレジャー)。開発途中のCG動画を公開するなど、かなり力を入れて製作されたアトラクションです。

私達の知っている一般的なカリブの海賊を想像していたら大間違い。
アトラクションである「カリブの海賊」をもとに作られた映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」は有名中の有名ですが、さらにそれをもとに作られたアトラクションがこの上海版のカリブの海賊なのです。

ボートライド型のアトラクションで、ジャック・スパロウとともに海中に眠るお宝を探しにいく途中、フライング・ダッチマン号に乗ったディヴィ・ジョーンズに追いかけられてバトルになる…というストーリーです。

映画を見ていればわかると思いますが、フライング・ダッチマン号は海底から海上へ現れる呪われた船です。その船と戦うのですから海底にもぐったり、海上に浮上したり様々なアクションをボートに乗って体感できます。
ネタバレしてしまうと感動が間違いなく半減してしまうので、ここまでの表現にとどめておきます。間違いなくそのシーンでは声が出ます。老若男女、国籍問わず、驚くとみんなこうなるんだな、と思った瞬間でした。

2019年5月時点で、東京、アナハイム、フロリダ、香港、上海と各国のディズニーパークを巡ってきましたが、このアトラクションはどこのパークにもない、唯一無二の新世代のシステムが採用されたアトラクションです。

カリブの海賊に感じるホーンテッドマンション

ゲストの前に初めて現れるジャック・スパロウは、なんと骸骨から一瞬にして私達のよく知る様相のジャックに変化する、びっくりな仕掛けを施されたアニマトロニクスでした。
一瞬で肉体を取り戻すトリックは、ストレッチングルームの天井(首吊り)と同じだし、ゲストに見せたいものを見せるように動くボートはドゥームバギーの根本的な動きと役割そのもの。途中、ディヴィ・ジョーンズの捕虜たちが会話をしているアニマトロニクスも登場しますが、その捕虜たちの表情は歌う胸像を連想させます。

上海にはホーンテッドマンションの系譜を辿ったアトラクションが無いんだなぁと残念に思っていたのでこの発見はかなり嬉しい収穫でした。

実際乗ってみた感想

前述したとおりの驚きの仕掛けやディズニーパーク好きのツボを押さえた演出は勿論だけど、とにかく素直に「これは凄い!」と思えるアトラクションです。
2日間で合計3回乗ったかな。

前述した仕掛けや演出のほか、アニマトロニクスの動きのなめらかさも目を見張ります。途中出てくるディヴィ・ジョーンズがとにかく大きくて、出会ったことに絶望感を抱くレベル。

「上海のディズニーに行ってきました」と話していると「力を入れている/目玉のアトラクションは何なの?」と問われることが多々。カリブの海賊とトロンと即答しているけれど、建設途中の情報の出し方とか実際の規模感を加味しても間違いないだろうと確信してます。
このアトラクションのためだけに上海に行っても良いってくらい素晴らしいアトラクションでした。

SHDLホテル録 - Shanghai Disneyland Hotel

2泊3日の滞在で、今回私達が宿泊したのは上海ディズニーランドホテルです。
アナハイム、香港に続いて3つ目のランドホテルですが、落ち着いた雰囲気は香港のそれと似ていました。

フロント・ロビー

フロントはチェックイン/チェックアウトを担当するベルデスクと、チケット手配やレストラン予約の対応をしてくれるコンシェルジュデスクが向かい合っている形式で、割とコンパクトな造りでした。

デスクにいるキャストさんたちは全員が英語堪能というわけではないけれど、必ず英語ペラペラの人は1人いるという印象でしたね。お互い母国語が英語でないので、意思疎通するのにひと苦労というシチュエーションはありました。そんなときはGoogle翻訳です。

ラウンジはソファがたくさんあり、私達が到着したときはグーフィーがグリーティングをしていました。

レストラン・ショップ

フロント・ロビーと同じ階に「バレエ・カフェ」と「バッカス・ラウンジ」がありました。どちらも映画「ファンタジア」の世界観を再現しています。時の踊りと田園ですね。

滞在中はバレエ・カフェをよく利用しました。夜22時ごろパークからホテルに戻るとちょうどスイーツが40%OFFで売られていたので、翌朝食べる用に部屋にテイクアウトしました。

毎朝、こんなかわいいドーナツ食べてました。1個38.60元です。700円近いものが40%オフで約400円に。

同じフロアにはパークのグッズが買えるショップ「ティンカーベル・ギフト」もありました。こちらはフェアリーテイルシリーズの秋がテーマかな。

ここまでの施設はすべてホテルの2階に位置していたのですが、1階にはキャラクターダイニングレストランの「ルミエール・キッチン」がありました。
その名のとおり、美女と野獣がテーマになったビュッフェ形式のレストラン。私達は最終日のランチに利用しました。

パークへの移動

ホテル宿泊者はルームキーを提示することで、ディズニーオフィシャルの送迎バス、またはボートに乗ってディズニーランドへ移動することができます。
どちらも大体15〜20分間隔での運行です。ホテルとディズニーランドの間には大きな湖があるので、そこを渡るボートのほうがはやく着きます。ボートはフロリダと同じタイプでした。景色は違えど、ちょっと特別感があります。

ホテルの中庭からパークに向かって見た景色。広い。

パーク側の船着き場から見たランドホテル。広い。

お部屋の仕様

新しいだけあってお部屋はとてもきれいでした。スタンダードルームだったかな。

ベッドボードはスイッチを押すとピクシーダストがお城の花火になる仕掛けあり。
ベッドの間にあるコンセントだけにはUSBポートが2つありました。

部屋にはマエストロなミッキーの絵。

TVボードはエキストラベッドが格納されていました。残念ながらここではディズニー・チャンネルは観られませんでした。
電気ケトルもあり、お水はこちらには4本常備されていました。外で買わずに済んで楽でした。

電気ケトルがおいてあるキャビネの引き出し。充実してる!

その下には冷蔵庫が格納されています。ペットボトルを冷やしたり、買ってきたドーナツを入れておいたり、結構使いました。

水回りもとてもきれい。洗面台は1つですが、こちらにも水が2本常備。
アメニティも十分でした。(歯ブラシもあった)

トイレにかかってる絵もファンタジア。花のワルツのお魚ですね。

後記

上海ディズニーランドホテル、非常に快適に過ごせました。
チェックイン、チェックアウトの時間のフロントは流石にガヤガヤしていましたが、基本的に静かでしっとりとした空間です。
廊下ですれ違うスタッフの方たちも気軽に挨拶してくれるし、ホスピタリティはさすがディズニーというレベル。

客層もこれはひどい…という人は見かけなかったです。さすがにディズニーホテルでも上位ホテルですしね。パーク内のことでも言えるけど、お子様たちが特に自由活発(←言葉選んでる)なのは、お国柄でしょう。という言葉で納得できる範囲でした。

また上海行って滞在するならこちらに宿泊したいですね。お金が許せばですが。。

2019.5 はじめて上海ディズニーへ

2012年から続けている海外ディズニーへの旅。
満を持して、最新のディズニーリゾートである上海ディズニーランドへGWを利用して行ってきました!

期待と不安

行く前は、とにかく最新のカリブの海賊と、トロンに乗ってみたい!という気持ちが大きかったですね。ただ、一般的な評判と、中国という先入観、現地の連休、という要素で結構ネガティブなイメージを持っていたのも確かです。
実際行ってみるとそんな酷い場所ではなかったです。ディズニーリゾートだからそこは当たり前と言っては当たり前かな。

敷地もWDWの各パーク並に広大だし、アトラクションやお城といった施設などハード面は全く申し分ない造りでした。リゾート内(パークやホテル、ディズニータウン)はとても綺麗です。
ただ、ソフト面が少々難ありかなという印象でした。上海ディズニーがオープンしてからの3年間でオペレーションを試行錯誤してきたディズニー側の努力が垣間見えることが多々ありました。

旅の行程

今回はHISのツアーで2泊3日の日程で旅行してきました。
アメリカに行くときも香港に行ったときもJAL一筋だった私達、今回は中国東方航空でどうなるかな?と思ってましたが全く問題なかった。それより、行きの飛行機はビジネスクラスにアップグレードされて快適以外のなにものでもなかったです。人生初ビジネスクラス

5/2 MU576便(羽田→浦東)
5/4 MU575便(浦東→羽田) 
宿泊先は、上海ディズニーランドホテルです。
3日間ずっとディズニーリゾートに滞在しました。

行きの飛行機は8:40発のフライトで、朝がめちゃ早かった。2時間前には空港に着いていたけどレンタルWi-Fiの受け取りや両替やらなにやらしてたら、結構時間なかったです。
上海に着いたら、HISの現地のアテンダントさんのもとへ。空港からホテルまでの送迎がプランに含まれていたので車で移動します。道中は注意事項をいろいろ教えてもらい、30〜40分くらいでホテルに到着。13時頃にホテルに到着したのでクロークで荷物を預ける手配と、フロントで事前チェックイン*1アテンダントさんが済ませてくれました。

パークチケットは旅行プランでは2日目の日付で付いていたので、当日パークに行くにはチケットを買う必要がありました。アテンダントさんの時間が許す限り、コンシェルジュデスクで当日パークに入る方法を確認してもらい、またロイヤルバンケットホールでイグナイト(プロジェクションマッピングのショー)の優先鑑賞付きディナー予約も手配してもらいました。

現地で必要と思ったもの

レンタルWi-FiはGrobal Wi-Fiの中国特別回線の600MB/日のプランをレンタル。2人で使用しても十分な通信容量でした。(インスタとか控え気味で使用)
ホテルやパーク内は無料のWi-Fiが飛んでいますが、問題はパーク内での使用。認証にSMSが必要で国際SIMを持ってないとどうにもならない。おそらく金盾の関係だとは思うけれど、海外旅行者には優しくない仕組みでした。
また、どうしてもGoogle翻訳を使用しないとコミュニケーションがとれない場面があったので、やはりレンタルWi-Fiは必要でした。

中国元への両替は、最低限に。どこの店舗も100元札しか両替できないということで、600元(日本円で約10,000円)を両替しました。現地ではほとんどカード決済で事が済んでたので、現金を使ったのは帰りのタクシー移動くらいでした。帰って来たとき500元残っていたので現金は逆にほとんど必要なかったですね。

上海ディズニーで大事なもの

ホテル宿泊者はカードキー、パークでは①入園チケット、②パスポート(旅券)、③公式アプリがとにかく大事!

ホテルからパークへの移動手段はバスとボートがありましたが、どちらも乗るときにカードキーの提示が必須です。不正使用防止の観点としてきちんとしていて良いことです。また、宿泊者特典としてアーリーエントリーする際、アーリーの対象時間内でアトラクションを楽しむときにもカードキー提示が必須となります。

ややこしいのはパーク。
パークチケットは素材がプラスチック製のタイプと、紙製のタイプ2種類存在します。どちらも場合でも入園日の記載が裏面にされていれば有効なチケットなので、複数日行く場合は間違えないように。入園時に顔写真も撮られているので、当日のパークチケットを紛失すると再入園もできないし、予約したレストランも利用できなくなります。また一緒に入園した人とチケットの取り違いが起こると面倒なことになるのでそこも注意です。

また、入園時やチケット購入時、予約したレストランの受付ではパスポート(旅券の方)も必ず必要になります。ID確認=本人確認が厳格です。海外旅行中ならパスポートは通常携帯すると思いますが、必ず持ち歩きましょう。

そして公式アプリ。アプリに入園チケットを連携させたら、それがチケット代わりになると思っていましたが、大間違い。
アプリはあくまでガイドマップの代わりであり、ファストパスを入手・管理するためのツールです。
そしてアプリは必ず、旅行前の日本にいる内にインストールして、アカウント取得をしておくことです。*2

 後記

いろいろと癖のある中国での滞在ですが、注意すべきことを気をつけていれば存分に楽しめる場所でした。
いつものように、ホテルのことやパーク内のことも寄稿していきます!

*1:15:00のチェックイン時間前に鍵機能がついていないカードキーだけ渡してもらえる

*2:アカウント取得でもSMS認証があるので。